「帝国陸軍」①(まだ終わっていない日本の戦争)帝国陸軍の組織

2022年6月27日アジア・太平洋戦争

「アジア・太平洋戦争」とは、戦後の世代にとっても重要な現代史であり、避けては通れない日本の過去である。
 日本がおこした「アジア・太平洋戦争」は、アジア周辺諸国に深く傷跡を残した。この戦争は、日清・日露戦争から現代にまでつながる日本の現代史であり、忘却すべき歴史ではない。 この戦争は、今なお現代日本人に対して、過去をどう認識し、過去をどう決着するかという課題を問い続けている。
●日本がこの戦争を決着できないのは、つまるところ戦後の日本が、自国の戦争過去を、自らの手で精算できなかったことに起因する。この戦争では、日本人は加害者でもあり被害者でもあったからである。そのため「戦争責任」「東京裁判」「憲法9条」「自衛隊」「靖国参拝」「南京虐殺」「慰安婦」「日米安全保障条約」「沖縄問題」などの問題を決着できずにいる。
●だがこの戦争は、われわれ戦後世代にとっては過去のものであり、ましてもっと若い世代にとっては、既に過ぎ去った教科書に書かれた歴史にすぎない。それでもわれわれ戦後世代は、戦争責任を負わねばならないのだろうか。この戦争は、われわれの戦争ではない。
●だが、朝鮮半島の人々の日本人に対する、むきだしの排日感情に接すると、われわれであっても、若者であっても、日本の戦争過去の重大性を認識せざるを得ない。われわれもまた、日本民族の歴史を心に刻まなければならないからである。
 だが中国や朝鮮半島の戦後の世代にとって、本当の敵は日本なのだろうか。日本では民主主義と個人尊重は浸透し、日本国民にとって全体主義や国家主義はすでに克服した過去である。彼らの本当の敵は、彼ら自身に潜む国家主義と、民族主義という名の他民族に対する排斥・差別意識ではあるまいか。
上の写真は、祖父の遺品にあった「御真影=昭和天皇・皇后の公式の肖像写真」である。80年以上前のものと思われる。

「陸軍刑法」、吉田満著「戦艦大和ノ最期」、「歩兵科新兵必携・典範令」、小松真一著「虜人日記」、厚生労働省「戦没者慰霊事業」

軍隊は、命令者が全ての責任を負い、その実行者は責任を負わないことが軍法である。その代わり不服従、抗命の罪が戦場では死刑と定められているのである。国家に尽くした兵隊・軍人に名誉と尊敬を与えない国は、日本ぐらいだろう。

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「帝国陸海軍階級章一覧」「軍隊の簡単な解説(水木しげるの作品)」「軍馬の写真」

ここでは帝国陸海軍の階級章一覧の図と「水木しげる伝」から軍隊の組織を紹介する。また忘れがちなことだが「軍馬」の写真を紹介しておく。日中戦争・太平洋戦争を通じて徴発された軍馬は50余万頭と推定されている。

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①陸軍の階級、②軍隊の編制、③兵科について。

ここでは陸軍の基本的な用語を簡単に一覧にする。正式には全ての階級の上に、「陸軍」が付く。(陸軍大佐など)

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④陸軍全体の組織

ここでは「新陸軍読本」1940年刊より抜粋して、陸軍全体の組織を一覧にしてみる。
●第1に挙げられるのは陸軍の3長官である。これは「所謂(いわゆる)陸軍の3長官と称するのは、参謀総長 陸軍大臣及び 教育総監の3名であって、この機関を中央統轄機関と云います。」とあります。

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⑤兵役制度(徴兵制度)

ここでは、(1)兵役制度、(2)徴兵検査、(3)徴集延期と入営延期、(4)幹部候補生、(5)召集・点呼、(6)現役士官の出身と現役下士官の出身、(7)進級、を「図解日本陸軍歩兵」「陸軍読本」「新陸軍読本」などから抜粋してみる。大前提は、日本には明治以来徴兵制度があったことである。

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